クリスマスプレゼント |
MIC | 1998.12.18. |
やっぱり、そうだったんだね。 ぼくから離れるために用事を作っていた君。 いっそ、それをはっきり言ってくれて、よかったと思う。 「あなたの振る舞いに、好意以上のものが感じられて、なんだか心苦しかったから」 と君は言った。 それはそうだろう。 好意以上のものを持っているのは事実だもの。 今日も、君はさっさと行ってしまおうとした。 だから、ぼくはあわてて君へのクリスマスプレゼントを渡した。 もう年内は会える見込みがなかったから。 「こんなものいただいても、なんにもお返しできませんから」 とぼくに返そうとした君。 さすがに、ぼくも真剣に言わなければならなかった。 「ぼくはぼくとして、ぼくにできる限りのことをあなたのためにしてあげたいと思っている。 だけど、あなたからそれと同じだけのものを返して貰おうなんて思っていない」 本当は大ウソ。 もちろん、金銭的物質的な意味で返して貰おうなんてまったく思わないけど、ぼくの気持ちには応えて欲しいと、切実に願っているのに。 それをこんな、もって廻った言い方をするなんて、卑怯だったかもしれない。 少なくとも、偽善だったかも。 君はきっと、気持ちの上のことも含めて、「お返しはできない」と言ったのだろうに、ぼくは物質的なことに限ってそれに抗議したのだ。 問題のすり替えという奴だな。 でも君は、それでプレゼントを受け取ってくれた。 それから、今日は予定していた行動を中止すると言った。 そして、しばらくぼくと一緒に過ごしてくれた。 それは嬉しかったけれど、一緒に過ごした時間が、プレゼントのお返しという意味だったとしたら…… ぼくはずいぶんと情けない立場だったと思う。 |
MIC | 1998.12.22. |
ぼくはあなたがとても好きです 単なる好意以上かと問われれば イエスと答えましょう いつからかと問われれば 多分3度目にお会いした頃からだと思います そういうことをあなたが薄々察して このところ同席する時間を減らそうとしていたことには 気づいていました あなたの側は 全くなんとも思っていない というサインを 何度も受け取ったように思います 残念なことではありますが ぼくには異性を惹きつけるところが全然ない ということは承知しておりますので それはそれでやむを得ない と考えました あなたが再三にわたって 「何もお返しができないから」 とおっしゃったのは おそらく金銭的物質的な意味だけでなく そういう気持ちの上のことも含めてのことだったろうと拝察いたします それに対してぼくが 「お返しが欲しいわけじゃない」 と言ったのも 100%正直だったかというと怪しいけれど 一応気持ちの上のことも含めてのことでした こういうは 少し卑怯かもしれないけど 今のところあなたに ぼくが抱いているのと同じだけの気持ちを持って欲しい と要求するつもりはありません ぼくはぼくとしてできる限りのことをしてあげられればと思い その思う通りに行動しているだけのことですので どうかご負担に思われませんように 今年一年 どうもありがとう 願わくば 来年もよろしくお願いいたします と書いたクリスマスカードを あのひとに送ったのだけれど こんな手紙を貰ったら どう思うものだろう…… |
sawakoさん | 1998,12.23. |
少々厳しいことを言いますが、少しの間距離を置かれた方がよろしいように思えます。 MICさんが相手の方のことを愛する気持ちは痛いほど伝わってきます。 しかしその気持ちが今は彼女にとっては、負担になってしまっているように思えます。 詳しい事情も知らないでこんな風に簡単に発言するのはどうかとも思いますが、彼女は少なくとも「お返しはできない」と言う答えを出したのですよね。 これは言われたほうのショックはかなりのものだとは思いますが、言う方もそれなりの覚悟と勇気、そしてためらいがあるものなのです。 傷つけるとわかっているのですから。 そんな彼女の気持ちをほんの少しだけくんであげてください。 今はしばらくの間一人で考える時間が必要なのではないでしょうか? とにかく現実を受け止め、冷静になった上でもう一度彼女のことを考えてみてください。 そうすれば新しい恋がみえてくるかもしれませんよ。 しかしそれでもやっぱり彼女のことが忘れられないのなら、もう一度言ってみるできなのではないでしょうか? そのころには彼女の様子も変わっているかもしれません。 なにも無理に忘れろと言っている訳ではありません。 そこのところはお間違えのないようにお願いいたします。 MICさんが心優しく思慮深い方だということは、きっとこのHPに来られているすべての方が知っています。 もっと自信をもってください。 生意気な発言をしてしまい申し訳ありませんでした。 MICさんの恋愛がよい方向に進むことをお祈りしております。 |
MIC | 1998.12.23. |
sawakoさんの親身なレス、身にしみて受け取りました。 たぶん、おっしゃるとおりなのでしょう。 ややこしい文面だったものを簡単に言えば、 「ぼくはあなたが好きだ。 でも、あなたがぼくを好きになってくれなくても構わないし、それを心苦しく思う必要もない」 ということです。 一見、相手のことを思いやっているようで、その実とても卑怯で偽善的ですよね。 「好きになって下さい」 あるいは 「つき合って下さい」 と言われれば、OKするか断るかできるけど、上のように言われてしまうと、どうすることもできませんもの。 「もし将来あなたがぼくを好きになってくれたら、その時はすぐに受け容れる準備がありますよ」 と言っているも同然で、相手に下駄を預けたようなものです。 そういう自分の卑怯さは重々承知した上で、やっぱり今すぐにあのひとを失いたくはなかった。 なんとなれば、あのひとに対して「好きだ」と言葉にしたのは、このカードがはじめてのことだったし。 「お返しはできない」というのが、気持ちのことも含めてだったのかどうかは、私がそう考えているだけで、本当はどうだったかわかりません。 食事をおごったり、誕生日やクリスマスのプレゼントをしたときにそう言われただけなので。 クリスマスプレゼントに対して、彼女は「お返しはできない」と言い、私は「お返しが欲しいわけではない」と答えました。 その次の瞬間、席を立ちかけていた彼女は、なぜかもう一度腰を下ろし、そのあとで予定していたことはキャンセルすると言い、それから一緒に映画を見に行ってくれたのでした。 だから、ちょっとよくわからない状況なんです。 しばらく時間をおくことについては、必然的にそうなるでしょう。 年内は、もう逢うことはなさそうですから。 想い人である前に、仕事仲間なので、年明けにはまた会うことになりますけどね。 その頃、また多少の変化があるかもしれません。 sawakoさんのレス、重ねて感謝いたします。 |