ちょっと変わった恋愛 |
さくらさん | 1999.1.12. |
突然ですが今私は恋をしています。 それもとっても変わったひとを好きになってしまいました。 ここから先は気分を害されるかたもいらっしゃると思いますが、どうぞお許し下さい。 実は私の好きな人には「彼氏」がいます。いわゆる「ホモ」ってやつです。私と彼が知り合ったのは半年ほど前。その時点で彼がそういう人だということを私は見抜いていました。しかし同性愛ということになんの抵抗もない私にとって、(友人にそういう人が沢山いるのです。)初対面での「彼とはきっと仲良くなれる」という直感の方が大切でした。その直感はみごとにあたり、すぐに私たちは仲良くなり、お互いの家庭の事情や恋愛の相談をするまでになりました。 出会ってすぐに彼を紹介してくれた友達に「彼とは長いつきあいになりそう。」といったのは私のほうからでした。そして彼もその友達に「結婚するならあの子みたいな人がいい」と言ってくれたのです。彼にとって女の子は怖い存在らしく、女を認めたのは人生の中で2人だけだそうです。そのうちの一人が私です。 もう一人の女の子には女を感じていないらしいのですが私は女として扱ってくれます。そして冗談で「結婚したら、、、、、。」なんて話もします。そのことに関して私も今までは冗談で流していたのですが今は彼のことを意識してしまいます。 こんな気持ちを彼は知らないので今まで通り毎日メールをくれますし、彼氏の相談をもちかけたりします。それが辛いんです。 好きな人に振り向いてもらえない悲しさだけではなく男性に負けるという寂しさ。彼は私にむかって「女の子の中ではさくらが一番だよ」といいます。でもその私の上には彼氏がいるんです。 最近彼の部屋に遊びに行ったとき、彼は私と特別な関係になりたいと思ったと友達に漏らしたそうです。(友達から聞いた話ですが)それを聞いて私は泣きそうなくらい嬉しかった。彼は私と一緒にいる時は男でいてくれるようです。でも、、、、、。 その後も彼氏とうまくいっていることに代わりはありません。 私はどうしたらいいのでしょうか? もう会わない方がいいのでしょうか? 変なご相談でもうしわけありませんがよろしくお願いいたします。 |
MIC | 1999.1.12. |
なるほど、ここでははじめてのケースですね。 せっかくですから思ったことを述べさせていただきますが、ただ、ここは別に恋愛相談室というわけではなく、それぞれの人が抱えている問題を書き込んで貰って、胸の支えを取っていただこうというだけの掲示板ですから、責任あるお答えなどはとてもできないだろうということだけ、最初にお断りしておきますね(^_^;; 好きになった人が同性愛者だった、ということは、世の中では充分起こりうることです。 自分が同性愛者であることを自覚していない人もかなりいると思われますので、こういうケースは予想外に多い可能性があります。 さくらさんは、彼が同性愛者であることを承知の上で好きになった、とのことですから、最初は、彼に愛して貰えなくても構わない、というつもりだったのでしょうね。 でもここへ来て、やっぱりそれでは辛抱できなくなってきたと。 やっぱり彼からも愛して欲しくなってしまったと。 そういうことだと思いますが、いかがでしょう? 「どうすればよいか」ということは、「どうしたいか」という気持ちに関わってくると思います。 さくらさんは、彼に何を望んでいるのでしょうか? まず、それをしっかり見極めることが大切だと考えます。 彼氏(「彼」の「彼氏」です(^_^;;)と別れて、同性愛から足を洗って貰いたいのか。 それとも、同性愛のままでいいから、自分のことも想って欲しいのか。 それによって、取るべき行動も違ってくるでしょう。 同性愛者にもいろんな段階があって、いわゆる両刀遣いもいれば、「神様が性別を取り違えてしまった」人もおり、一方異性に対する何かのトラウマで同性に逃避しているだけの人もいます。 さくらさんの好きな人は、どちらかというとその最後のケースであるようにも思われますね。 さくらさんのことは信頼してくれているようだし、「異性として」好意を持ってくれているようでもあるので、脈はあると思います。 もし同性愛から足を洗わせたいのなら、じっくりと「女性の良さ」を納得させてゆくことです。 というよりその前段階として、「さくらさんの良さ」を納得させるようにしましょう。 これはある意味、同性愛とかそういったことは関係なく、単なる三角関係で、「すでに彼女のいる男を振り向かせる」のと共通します。 決して性急にならずに、ゆっくり攻略してみて下さい。 あわてて愛情を押しつけて「やっぱり女はしつこい、鬱陶しい」などと思われては台無しですからね。 これは、言うほど簡単ではないでしょう。 何度となく煮え湯を飲まされ、傷つき、疲れ果てる覚悟が必要だと思います。 でもさくらさんが、本当に彼を求めるのならば、ぜひそうして下さい。 中途半端に振り向かせるだけだと、必ず不幸になります。 同性愛者が世間体のために結婚したケースを、私もいくつか知っていますが、残念ながらみな幸福にはなっていないようです。 ひどい例では、奥さんにポルノ写真を撮ることを強要したりして。 愛情がないので、ただ利用するだけになっているのですね。 ここへ来ていただいたお客様には、そういうはめに陥って貰いたくありません。皆さん幸せになっていただきたいです。 ですから、本当に求めるなら、腰を据えて、徒労に終わる覚悟も決めて。それが私の助言のようなものです。 そこまでやる気がないのなら、冷たいようですが、諦めた方がよいように思います。 私の考えはいささか観念的すぎるかもしれません。 もっと実際的な助言ができる方、おられましたらどうかよろしく(^_^;; |
さくらさん | 1999.1.13. |
アドバイスいただきましてありがとうございます。 今の私の気持ちは実は私にもよくわかりません。彼に足を洗って欲しいような気もしますし、同性愛者のままでもいいから私を一番好きになって欲しいだけのような気もします。 ちなみに誤解をうんでしまったようですが私が彼を好きになったのは最近のことで、「好きになった」というよりは「好きになってしまった」という表現の方がしっくりいきます。今は自分でも同性愛者を好きになってしまったことに混乱しています。 MICさんのおっしゃるとおり、彼はある種のトラウマから女性嫌いになっているようです。私はそれを癒してあげたいと思っています。ゆっくり時間をかけて。 自分で何を言いたいのかわからなくなってきました。 自分の気持ちがはっきりしたらまたきます。すみません。 |
さくらさん | 1999.1.19. |
この間はありがとうございました。 わたしの気持ち、何となくですがつかめた気がしますので、再び書き込みに来ました。 やっぱり私は彼が好きです。 彼はホモだけど、私のことを少なからず愛してくれているようです。だから今は彼がホモでもいいです。ゆっくり時間をかけて彼を愛していこうと思います。そしていつか彼が私だけを愛してくれるようになったら、彼と結婚したいと思っています。 先週末、彼のお部屋に遊びに行きました。そこで丸1日一緒に過ごしてたくさんの話をして、彼は今彼氏を本当に好きなことがわかりました。でも彼は私を女の子として扱ってくれ、「さくらといるとドキドキする。俺がホモじゃなかったら手を出してた。」っていってくれました。そして帰り道、冷え切った私の手を暖めてくれながら「ホモとかそういうの、もう関係ないよな。」とつぶやいてキスしてくれました。彼にとって女の子と初めてするキスだったそうです。 彼との間にはいくつのも障害がありますが、今はなんとしてでも乗り越えたいと思います。 がんばってみますね。 |
MIC | 1998.1.19. |
さくらさん、良い雰囲気になりつつあるようで、よかったですね。 どうか、がんばってください。 でも、老婆心ながらひとことふたこと。 このご忠告が無駄になれば何よりです。 前のログでも書きましたが、決して焦らないこと。 今は彼も、ちょっと新しい世界を垣間見て興奮しているところかもしれません。 しかし、最初の熱がさめる時が、いつか来るでしょう。 彼がそうなったときに、さくらさんが焦って行動を急ぐと、 「やっぱり女は……」ということになりかねません。 気持ちと行動のコントロールを忘れないように、ゆっくり構えるようにしてください。 それは彼の問題ですが、さくらさん自身の問題も。 TERLIZER RITYUSさんのケースのように、ふと冷静になってしまって、相手のイヤなところが鼻についてくることがないとは限りません。 特に彼はいまのところ同性愛者なのですから、数ヶ月もつき合ううちに、 「どうしてわかってくれないの?」と叫びたくなることが何度も起こる可能性もあります。 もともと困難な道をみずから選んだのだということを肝に銘じ、そういうときに決して挫けないようにしてくださいね。 それでももし、挫けそうになったら、またここへ書き込みに来てください。 実り多い恋が成就しますように。 |
さくらさん | 1999.5.13. |
おひさしぶりです。さくらです。 彼とは今でも仲良くやっています。未だに彼はホモですが。 その彼との関係に終止符を打とうかと思ってます。 彼は今年大学を卒業しましたが定職に就いていません。 正確には定職に就く気がないのです。何か夢があってのことであればわからないでもないのですが、彼はただ、働こうという気がないようなのです。私が就職したところは不定期なお休みなので彼とは会いやすいのですが、働く気がまったく感じられない彼をみていると気持ちがどんどんさめていくのがわかります。 別に定職についている人が偉いとは思いませんが何の目標もなくだらだらと過ごしている彼に頼りなさと将来性のなさを感じています。昔は彼のちょっと頼りないところが可愛いと思っていたのですが最近はただ甘えているだけのような気がしてはらただしく感じることさえあります。 こんな彼とこれからもつきあっていく自信と心の余裕が持てなくなっています。 やはり彼とは友達のままでいたほうがよかったのでしょうか? 私はどうしたらいいと思いますか? |
MIC | 1998.5.14. |
さくらさんの中ではもう結論のようなものが出ているのではないでしょうか。 もし何か助言めいたことを言うとすれば、 「今の彼はまだ自分のやりたいことが見つかっていないだけかもしれない。 就職に関しても、安直に妥協したくなかったのだろう。 即座に生活に困るというわけでもなさそうだし、もう少し長い目で見守ってあげてはいかが」 と彼を弁護する形になるか、あるいは、 「確かに彼は甘えがあるようだ。 それがさくらさんにとって我慢ならなくなってきてしまったのだったら、無理に続けることもないのではないか」 とさくらさんに賛意を示す形になるか、どちらかにしかならないと思います。 私としては、この前と同じように、さくらさん自身の気持ちを見つめてみてください、としか言えません。 もし、まだ想いがあるのなら、前者のようにするとして。 この前私は、腹立たしいこと、傷つけられることが無数にあるかもしれないけれど、それを覚悟の上でなら同性愛者を愛するのもよいのではないか、という意味のことを書きましたよね。 彼がもしなんらかのトラウマによって同性愛に走った人であるなら、基本的にはとても繊細で、かつ弱い性格なのであると考えられます。 定職に就こうとしないのも、そういう性格の顕れかもしれません。一人前の社会人になるのが怖いのですね。 無数にあるかもしれない、腹立たしいこと、傷つけられることというのは、別に性的な面に限ったことではなくて、そうした点も含めてのことでした。 さくらさんがもし、望みを捨てていなくて、じれったい想いをしているだけなのだったら、根気よく、それとなく、善導してあげなくてはならないでしょう。 男が仕事をするのは、いろいろな要因はあるとはいうものの、やはり愛する妻子(今は存在しなくても、将来の)を護りたい、養いたい、という意識が一面にあってのことだと思います。その点から言えば、同性愛者の場合は、特にパッシブ(女性的役割)の場合は、そういう意味での就職のモティベーション(動機付け)が薄いとも考えられます。 それこそ、バイトで暮らしてゆけるのならそれで充分だと思っても不思議はありません。 となると、さくらさんが前におっしゃっていた、同性愛から彼の足を洗わせたい、ということと、今回の、就職して貰いたい、少なくとも何か夢に向かって努力して貰いたい、ということは、実は一体のことになるのかもしれませんね。 すでにどうしても我慢ならない、気長に善導などしている気分ではない段階まで来ているのであれば、それはもう仕方のないことだと思います。 まだ結婚しているわけでもないのですから、そういうことを我慢してまでつき合ってゆく必要はないでしょう。 ところで、彼はまだ同性愛者のままだとのことですが…… 失礼な質問かもしれませんが、彼の方はさくらさんのことを、特別な関係の相手と思ってくれてはいるのでしょうか? 「女では、さくらが一番だよ」と言ってくれた、というお話は前に伺いましたが、その後形だけでも友達以上のものとして「つき合っている」ような状態になってはおられるのでしょうか? そうでないのだとすれば、終止符を打つも打たないも、さくらさんの心の内だけのことですから、何も問題はないと思います。 繰り返しますが、やはり、さくらさん自身の正直な気持ちを見つめてみて下さい。 どうしたらよいかは、それによっておのずから決まってくると思うのです。 毎度頼りない助言で申し訳ありません(^_^;; |
さくらさん | 1999.5.18. |
相談にのっていただいてありがとうございます。 一応彼と私は恋人としての形を保っています。 私としては彼のことをもう少し長い目で見守っていくつもりでした。ですが最近私の方の状況が変化しすぎて余裕がなくなっています。 実は今、彼とつきあう前につきあっていた彼(Tくん)に冗談っぽくではありますがプロポーズされています。 Tくんとは嫌いになって別れたわけではなく、そのころはTくんに精神的余裕がなくて、それをわかっていながらも私が寂しさに耐えきれなくなって別れを切り出したという経緯があります。 今はTくんの状況も変わり、すっかり落ち着いているようで毎日のように電話やメール(携帯のですが)をくれます。 仕事でイヤなことがあったときも慰めてくれたのはTくんでした。もちろん彼も電話で慰めてくれましたが、より気持ちが晴れたのはTくんとの電話でした。 Tくんはこの春から就職し、資格試験にむけて勉強したりして目標をもって頑張っています。そんな彼とは正反対のTくんに今は惹かれつつあります。それを彼は知っています。だから最近はまじめに働くことを考え出したようです。私はもう以前のように彼と結婚することは考えられなくなっていますがそれは彼が頼りないからだけではなく、仕事をしたいからでもあります。 ずるいかもしれませんがもうしばらく彼の様子と自分の気持ちを伺って、それで決めることにします。私のくだらない相談につきあって下さってありがとうございました。 |