友情と恋愛と
いろあさん 2000.11.8.
 はじめまして。今日はじめてここにやってきました。
 MICさんの丁寧で冷静な受け答えにすこしぼーっとしています。
 皆さんのご相談や返答を読みつづけるうち、なんだか相談してしまいたくなりました。
 私の悩みはふたつあります。友達のことと恋愛のことです。

 24年間生きてきて友達は少なくないほうだと思います。自分からひとへ向かう力はあると自分なりに自負しています。
 しかし回転が激しくいつも自分から縁を切るようなことをしてしまうのです。
 友達から
「あなたは判ってくれる」というような信頼をもらうたび向こうから恋愛感情に近い強い絆を求められ、毎回どうしても嫌になります。
 どんな人間関係でも近すぎる関係になればお互い本心も言うようになると思うのですが、そうなると無論衝突はさけられず向こうが仲直りを求めてきても率直に言ってその衝突自体にうんざりしてしまい私から離れてしまいます。
 その衝突を超えて友情は深まるのかもしれませんが気持ちがまったくついていきません。
 本心をさらけ出す関係は嫌なのに、相手の気持ちを深く理解したようなメールや言葉をかけてしまう自分がたまらなく嫌です。(逆にあまりこちらに干渉せずつかず離れずの友達とは細く長く続きます)。
 私の相手を信じさせるような言動を慎むべきかどうか途方にくれます。
 べつに相手に気に入られようと思ってやっているわけではなく、私はすぐテンションが上がって相手の立場や感情にすうっと入り込んでしまうのが原因だと思うのですが…。
 もし私がこのままの性格で変わらないなら今後もたくさんの人を悲しませ続けるような気がしてそれはぜったいにいけないと思うのです。
 どうやったら人をおだやかな関係を保てるか、そのためのこちら側が持つべき姿勢とでもいうようなもののアドバイスがあればお教えください。

 それからもうひとつは恋愛のことです。二つ年下の彼が就職で四月から遠距離恋愛になることが決まりました。
 遠距離だということは覚悟をきめたのですがそれなりに紆余曲折あり、今にいたります。(余談ですが今現在もお互いの時間があわずあまり会うことができません)。
 以前は電話やメールなどこちらへ連絡してくれていたのですが、今はほとんどそういうことがなくなりました。
 私がまれに電話すればいつまでも話していたいというような雰囲気は判るのです。
 ただ以前のように無防備に愛情を示してくれなくなりました。
 きっかけは私が遠距離ということに耐えられず一方的に彼に別れたいと心ならずも伝えてしまったことだと思います。(ちなみに彼は弱く正直でおとなしい我慢づよいひとです)。
 その時から彼は篭城するようになりました。
 再び信じてもらうにはどうしたらいいでしょうか。
 遠距離を続ける覚悟は内心できつつあるのですが、彼にそのことを尋ねられても
「さきのことは判らない」とずるい言い方をしてしまった自分の言葉が彼を不安にさせているのかも、とも思います。
 どんな問題にもだまったまま逃げてしまうというのが私の悪い癖で向き合うことがたまらなく恐ろしいのです。
 このさきどのように彼に向き合っていけばいいのか、よろしければ教えていただけないでしょうか。

 よろしくお願いいたします。
MIC 2000.11.9.
 いろあさん、ご投稿ありがとうございます。
 私は別に「悩み相談」の看板を掲げてこの掲示板を設置したわけではなく、皆さんがここに心の内のもやもやを書き込むことで、少しでも気持ちを軽くしていただきたいと思っただけのことでした。
 だから、私に適切なアドヴァイスなどということができるとは考えておりません。
 私のレスは、書き込んで下さった皆さんに対するご挨拶というところに過ぎませんので、まずはそこをご了承下さいまし。

 人の相談事についついシンパシーを感じて、親身になって考えてしまうというあたり、どうやらいろあさんと私には多少似たところがあるようです。
 ただ、そのあとの相手の反応が異なるようですね。
 女性と男性の差もあるのでしょうが、私の場合はむしろ、こちらが親身になるほど向こうから引いてしまうようで(^_^;;何か下心みたいなものを感じてしまうのかもしれません。
 相手方の問題もあるかもしれません。
 恋愛感情云々という一文がありましたので、いろあさんの相手方は男どもだという前提で話を進めますが……(女性同士だとまた違ってくると思います)
 男という生き物は単純ですから、女性が親身になって自分の悩みを受け止めてくれたとなると、自然とその女性に(たぶん母性みたいなところに)惹かれてしまうものなのです。
 それが鬱陶しくてたまらないということであれば、やはり親身に相談に乗るようなことをやめるしかないでしょうね。
 とはいえ、それもまたつまらないかもしれません。
 私がついつい人の相談に親身になってしまうという、底のところをよく考えてみると、人類愛とか博愛とかいう高尚な精神があるわけではなく、引き金になっているのはどちらかというとお節介と野次馬根性であり、おそらくいろあさんもそうではないかと推察いたします(^_^;;
 となると、そういう面白いことを放棄するのも残念至極。
 現在のままで、いろあさんのプライバシーを侵されないようにする方法を考えなければなりませんね。


 本心をさらけ出せる関係というのは、実は稀有なものであって、そんなに簡単に成立しうるものではないような気がします。
 もしかすると一生(配偶者にすら)さらけ出せる関係を持ち得ずして終わる人だっているかもしれません。
 いろあさんがそういう関係を人と持つことが嫌なのであれば、それはいろあさんご自身がシャットアウトすることは容易にできることであるはずです。
 ただ、これは私の想像なのですが、シャットアウトするに際して、いろあさんはわりと「カッとなって」拒絶してしまうタイプではありませんか?
それで後悔されることが多いというのであれば、シャットアウトの仕方を考えた方がよいかもしれませんね。
 相手がいろあさんのプライバシーに踏み込んでこようとしたら、それを邪険に払いのけるのではなく、のらりくらりとはぐらかすという戦法をとってみてはいかがでしょう。
 あるいは、すでに彼氏がいるということですから、ことあるたびにその彼氏の存在をアピールするというのも、勘違いした男の眼をさまさせるのには有効だと思いますよ(よく勘違いする私が言うのだから間違いなし)。
 相手が「剛」で来るものなら、こちらは「柔」で受ける──人づき合いのコツはそんなところかもしれません。
もちろん、言うは易しで、私自身そううまく人とつき合っているわけでもありませんけれどね(^_^;;

 いずれにしろ、相談に乗る時にせよ、シャットアウトする時にせよ、あまり熱くなりすぎないことをお奨めいたします。
 メールであれば、送信する前に一度全文を読み返してみることです。
 相手にあらぬ誤解を抱かせるのも、それでかなり防止できるはずですよ。


 恋愛のご相談に関しては、ますます責任あるお答えをする自信がありません。
 なんとなれば、私は片想い&失恋経験こそけっこう豊富であるものの、相思相愛の経験がいまだかつてございませんので……
 ただ一般的に「男」の立場からすれば、
 「別れたい」「さきのことは判らない」
と女性から言われてしまうと、このひととはあまり縁がなかったのかな、と思ってしまうのは確かではないかと。
 攻撃的で自信家の男であれば、強引にでも女性をつなぎ止めようとするでしょうが、大半の、心優しい男の場合は、自分の愛する女性に遠距離恋愛を強いるのは申し訳ない、という気持ちになってしまうものと思われます。

 
──残念だけどぼくは身を引かなければならないだろう。もっと近くで支えてくれる男を見つけて、幸せになってくれ。──

 いろあさんの彼氏が、書かれた通りの性格の人であれば、おそらくそう考えるのではないでしょうか。
 壁を作るようになってしまったのは、身を引く準備と考えられます。

 彼をつなぎ止めたいのであれば、ここはやはりいろあさんの方が正直に、そしてなりふり構わずに行動するしかないのではありませんか?
 他人事でそんなに熱くなれるいろあさんなのですから、自分のことで熱くなれないわけはありません。
 彼のもとへ行き、臆面なく前言をひるがえして
 
「別れたくない」「離れてもずっと好き」
と訴えてごらんなさい。
 それで心を動かされないような男であれば、失礼ながらすでにほかに好きな女ができていると考えざるを得ません(^_^;;
 ここは思い切って飛び込んでみるところだと私は思いますよ。
いろあさん 2000.11.9.
 そうですね。ここは「相談」ではなく「掲示板」でしたね(笑)。すこし勘違いしていたかもしれません。ごめんなさい(苦笑)。
 でもここに書き込み、そのレスをいただくことで冷静な視点がふっと生まれたような気がします。
 ここに来てほんとうに良かったです。
 MICさんもなにかありましたらここに書き込んでくださいね(…余計なお世話ですが(苦笑))。またちょくちょく遊びにきます。

 問題の本質は私の人へ入り込む姿勢にあるのではなく、むしろそのあとの対応、物事を極端な場所に置いてしまわず、冷静に対処する姿勢が私には足りなかったのだと思います。
 ちなみに「恋愛感情に近い」という比喩が誤解を生んだようですが、私の友達はほとんどが女性です。
 でもMICさんからいただいたレスの中での対処の仕方という点で、

 
>相手が「剛」で来るものなら、こちらは「柔」で受ける

という言葉は女性男性問わず通じる部分があると思います。胸に染みました。

 
>女性と男性の差もあるのでしょうが、私の場合はむしろ、こちらが親身になるほど向こうから引いてしまうようで(^_^;;何か下心みたいなものを感じてしまうのかもしれません。

 そういうこともあるんですね。私は異性の友人は少ないのでそういうことはめったにないかもしれません。
 私の場合、異性を友達に選ぶときはかなり慎重になります。
 異性の友達(あ、もし異性愛者ならの話ですが)は恋愛に発展するという可能性に少なくともむすびついているので、
 友達になる初期に
「このひとに魅力を感じるかなあ?」とお互いの間に流れる空気を見つめながら友達になるならないを決めます。
(女性ならみんなそう考えるって言うわけじゃないですが)。
 もし恋愛対象として(少なくとも人間的に)なんの魅力も感じないなら友達にならないって私は思うのですが。
 同性の友達だって基本的にはそうです。

 でもそう考えない女性もいるのかしら。そういうひとたちの気持ちはよくわからないけれど、たぶん男性から好かれている、その状況を純粋に楽しんでいたりだとか(つめたい見方ですが(笑))、性別を純粋に意識しない方だったりするのかなあ。
 でもやっぱり根底にはすくなからず意識する感情が潜んでいるんじゃないかなあって思います。
(だから強引に誘って欲しいってわけじゃないんだけど(笑))。
 どう発展するか、その可能性をしずかに見守っているという感じかな。自分と相手の感情をゆっくり見つめつつ。

 
>引き金になっているのはどちらかというとお節介と野次馬根性であり、おそらくいろあさんもそうではないかと推察いたします(^_^;;
 >となると、そういう面白いことを放棄するのも残念至極。


 ふふ(笑)。そうかもしれない。そうですね。単に感情のままにって感じ。おせっかいっていうことも充分ありますねえ。
 面白いこと(笑)を放棄せず、後のフォローを工夫してみます。

 異性の友達が少ないと書きましたが、男の人はほんとうになぞなのでMICさんのお話とても興味深かったです。
 篭城は気持ちが冷めてしまったからだと安直に考えてしまっていました。
 だからこちらがひいている部分が率直に言ってありました(ずるいですが)。もし彼にもう気持ちが残っていないとしたら別ですが、MICさんのおっしゃるように身をひく準備に入っているっていうのはあるかもしれません。
 判らないけれど、いつもどおり感情的にがーっとぶつかって行きたいです。

 ある人が「男と女の狡さのちがい」についてはなしていました。
 女の狡さは積極的でつめたい(あるいはあつい)けれど、男の狡さは消極的でぬるい(あるいはあたたかい)というのがその考察結果。
おもしろいなって思いました。

 ありがとうございました!それでは、また。
MIC 2000.11.9.
 なるほど、「恋愛感情」は比喩で、お相手は女性でしたか(^_^;;
 そうなると、話はちょっと違ってくるかもしれませんね。
 「赤毛のアン」のいわゆる「腹心の友」という感じかな。
 相談に乗ってあげた相手が、すぐ「腹心の友」になったつもりでつるんで来たがるのが鬱陶しいというところでしょうか。
 女同士であれば「衝突」が起こりやすいのも納得。
 たぶん、そうやってつるんで来たがる人ほど、ちょっとした意見の食い違いとか、言葉遣いの微妙なあたりに敏感で、すぐむきになるでしょうからね。
 うーん、この場合だと、先に書いたように「のらりくらりとはぐらか」していると、相手がかえっていきり立つ(
「まじめに相手してくれない!」とか)可能性もあるので、難しいところですね。
 しかしまあ、少なくとも一緒になって熱くなると収拾がつきませんので、相手が熱くなっている時には冷静に対処することをお奨めします。
 場合によっては、ご無理ごもっともで退く必要が生じるかもしれません。
 それが堪えられないのであれば、黙殺するしかないでしょうね。

 異性間の友情というのは、成立し得る、いやし得ないと、数多くのマンガやドラマや恋愛小説で論じられておりますが……
 私は成立し得ると思っています。
 というか、現に友達づきあいで、お互い恋愛には到底発展しそうにない女友達を何人も持っておりますので、し得るし得ない以前に、実際に成立してしまっています。
 友情から出発する恋愛というものを夢想したこともありますが、最近では、このふたつはやはり別物なのではないだろうかと思うようになりました。
 自分は友情から始まった、と思っている人はいるでしょうが、それはやはり厳密には友情ではなくて、淡い恋愛から始まっていたのではないかと思います。
 とはいうものの、友情は任意の男女間に成立するものというわけでもなく、やはりそれぞれ条件が整っている必要はあるでしょうね。
 もしかすると、恋愛よりも成立しずらいものなのかもしれません。
 いろあさんはきっと、そういう意味での友情を男性との間に持てるタイプではないのでしょう。
 別にそれを残念がる必要もないとは思いますが……(^o^)
いろあさん 2000.11.12.
 こんばんは。福岡はここ最近、急に寒くなりました。

 以前のように彼に愛情をぶつけてみました。(もちろんまだ彼を好きですし、その気持ちをかくさず伝えただけなのですが)。
 そのことで彼は心から安心してくれたようです。
 以前のように好意を示してくれるようにもなりました。言動ががらりと変わりました。
 やはり私の愛情に不安を感じていたことが原因だったようです。

 冷静な視点のひとつをいただけたことに関し、深く感謝いたします。

 主観からすこしだけ距離を置き、現実問題に対し温度を下げて方向を選択するという思考について考えさせられました。
MIC 2000.11.12.
 彼氏との関係が修復できたようで、何よりだったと思います。
 男という生き物は、たぶんいろあさんがお考えになっているよりは一体に臆病で傷つきやすいものです。
 いろあさんが不安な時は、おそらく彼氏はもっと不安になっていると思いますので、そういう場合はぜひ、いろあさんの方から手をさしのべてあげてください。

 ところで私に手をさしのべてくれる人はいないものかなあ……(^_^;;;;;;
いろあさん 2000.11.13.
 > 男という生き物は、たぶんいろあさんがお考えになっているよりは一体に臆病で傷つきやすいものです。

 そのようですね。なんだか驚きました。女性とあまり変わりありませんよ。そのあたりは。

 > いろあさんが不安な時は、おそらく彼氏はもっと不安になっていると思いますので、そういう場合はぜひ、いろあさんの方から手をさしのべてあげてください。


 身にしみます。今後もこのようなことはたぶんおこるでしょう。
 そのときはここに書いてくださったMICさんの言葉を思い出し対処したいと思います。

 
> ところで私に手をさしのべてくれる人はいないものかなあ……(^_^;;;;;;

 私はさしのべられるうれしさより自分からさしのべたいと思える瞬間が幸せです。
 基本的に受身ではないので。きっとこれも性格でしょう。
 レスを読んでいる限りではMICさんは冷静にさしのべる力のある方だと思いました。
 自分から愛したいと思える女性にめぐり逢えるといいですね!
 心からお祈りいたします(^−^)。

 異性間の友情は成立する…。
 そうですね。実際成立しているというお話を聴くと認めざるを得ませんが(笑)。
 昨夜会った友達も
「男友達からよく電話がかかってくる」と言っていました。
 あたしは電話番号を異性に教えるのは必要最低限しかしないのでそういうことはめったにおこりません
(べつにカタイっていうわけじゃなくてそういう気が異性に純粋におこらないというだけのことです)。
 やっぱりタイプがちがうんだなあって思いました。
 私が異性と友達になるときは狙ったとき(笑)しかありえないので、やっぱり考え方の違いのようです。
 あるひとにとっては自然にうまれる関係のパターンであったとしても、あるひとにとってみれば起こり難いこともある…。
 だからこそいろいろと論じられているんでしょうか。

 それから女友達とのその後ですが、MICさんのおっしゃってくださった

 
>たぶん、そうやってつるんで来たがる人ほど、ちょっとした意見の食い違いとか、言葉遣いの微妙なあたりに敏感で、すぐむきになるでしょうからね。

という言葉に深く頷かずにいられませんでした。まさしくそのとおりです。
 私たちは見事にこれに当てはまっていました。

 その彼女が今どうやら私とよりを(こういうのもよりって言うのかしら(笑))戻したがっているという話を聴きました。
 共通の友人が打ち明けられたそうです。
 
「シャットアウトされているのがかなしい。どうしてもまた仲良くしたいけどどうすればいいか悩んでいる」らしいです。
 彼女は私が彼女の甘えたりするような態度に対して嫌になって離れたと思っているようで、
 共通の友人にもずっと打ち明けないように我慢していたらしいのですが最近とうとう話してしまったと言っているようです。
 一度ちゃんと話し合わないといけないような気がしてきました。(ちなみに私の方には仲直りする気持ちは残っていません)。
 メールの返事も一度書いたきりで(本音を隠して妙な気をつかいあっていることや、ふいに本音が露呈すると爆発するような関係に疲れたので、もうそっとしておいてほしい。どちらかが悪いとかそういうことじゃない。今までになく本心をぶつけあったのだからお互いの言葉にウソはないし、だからこれは本音のすれちがいだって思っている。今までのように妙に気をつかっていたのと意味が違う…というような内容)、それ以後連絡を取っていません。
 その後一度仲直りしたいと一度メールをもらいましたが、そういう気がすこしもおこりませんでした。
 この衝突はきっかけで原因ではないと思っています。前々からいごこちが悪いと感じるときがあり、向こうもこちらの態度に対しむっとしているのを何度か見たことがあります。そして楽しいことも無論ありました。
 一度面と向かって話し合うほうがいいかなあと思っています。
 泣かれたりするのは嫌だけれどたぶんそんな感じになると予想がつきます。(あくまで予想ですが)。
 でもちゃんと意思表示し時間を取るなら取るなりして関係に向き合わなければ、彼女自身の心の整理もつかないような気もします。
 私の方も「切りたい」という自分の気持ちを押し付けていることになるし、その方法しかないような気もします。
MIC 2000.11.13.
 >>女性とあまり変わりありませんよ。そのあたりは。

 むしろ女性の方が一般的にダメージに強いかもしれません。
 まあ、個人差はありますけどね(^_^;;
 例えば、借金がふくらんでどうにも身動きがとれなくなってしまったような場合、男だとわりにあっさり首をくくってしまったりしますが、そういう場合女性の方が腹をくくって生き延びることが多いとか♪
 北杜夫さんが書いていましたが、戦後の欠乏期、家族中でいちばんケロッとして粗食や欠食に堪えていたのは、お嬢様育ちのはずのご母堂だったそうです。
 「体力」は男の方があるでしょうが、「耐久力、生命力」ということになるとどうも女の方が強いらしい。
 物理的にも、精神的にも。

 
>>自分から愛したいと思える女性にめぐり逢えるといいですね!

 それは実のところ今まで何度もめぐり逢ってはいるんですが、ひとつだけ問題がございまして……
 私がいくら愛しても、向こうはいっこうに愛してくれないという点なんですよね〜〜(^_^;;;;;;
 世の中の人々は、どうしてああ簡単に相思相愛になれるのだろう……

 お友達に関しては、いろあさんのお気持ちがかなりかたくなになっていらっしゃるようなので、今の時点でどうすべきかはなんとも申せません。
 最初のお話だと、よくそういうべたべたした関係を求められるのが嫌で、何度も友達をなくしてきた、というようなことだったと思いますが、今回のログだと、誰か特定のお友達のことをおっしゃっているようですね。
 それに私も、いろあさんが「彼女の甘えたりするような態度に対して嫌になっ」たのだとばかり思っていたのですが、それだけではなかったのですか?

 仲直りしたくないとおっしゃるのであれば、これはもうどうしようもありません。
 決定的に終止符を打ちたいのなら、「本当に」本心を言うしかないでしょう。
 というのは、いろあさんが最後にその人に送ったメールにしても、本当に正直だったとはどうも私には思えないからです。
 
「どちらかが悪いとかそういうことじゃない」などと、本心からそう思っていましたか?
 
「あんたのこういうところが悪いのよ」と思う点がなかったとは考えられないのです。
 もちろん、そんなことを正直に言えば恨まれるでしょう。
 恨まれても決定的に終わらせたいか、ずるずると自然消滅を待つか、それはいろあさん次第です。
こ う言ったからといって、後者の方が不誠実だということにはならないと思います。
 他人との関係を絶つ、ということで、傷つく人が出てくるのは避けられないところですが、
 前者だと短い、激しい痛みが、
 後者だと長い、鈍い痛みが、
 双方に感じられるというだけの差でしょう。
 どちらを選ぶかは、個々人の性格によるもので、対応としての優劣はなさそうです。

 でも一度、仲直りする気になってみることをお奨めしますけどね(^_^;;
いろあさん 2000.11.13.
 >むしろ女性の方が一般的にダメージに強いかもしれません。>まあ、個人差はありますけどね(^_^;;

 究極的に言えばそうかもしれません。ただ傷つき自暴自棄になる女性は私の周りに多くいます。摂食障害になったり自傷行為に出る女性は見てきました。
 しかし確かに自殺するというところまでいく中年男性(少年においてもしかりですが)など、男に多いということはありますね。
 摂食障害や自傷行為にとどまるという点で女性は強いかもしれません。

 
>私がいくら愛しても、向こうはいっこうに愛してくれないという点なんですよね〜〜(^_^;;;;;;
 >世の中の人々は、どうしてああ簡単に相思相愛になれるのだろう……


 私についていえば簡単…ではなかったですね(笑)。いろいろと、ほんとうにいろいろ紆余曲折ありましたよ。(略奪?(苦笑))。
 しかし一般論としては恋愛はお手軽になっていると思います。恋愛重視の風潮が気をもりたててしまって、本心から愛して、どうしてもこのひとでなければならないから一緒にいるひとたちばかりではないかもしれません。判らないけれど。
 妥協と言ってはいいすぎではないかもしれませんが。私もそういうことはありました。
 確かに運や縁やタイミングっていうのはありますね。ある部分はひきよせられるたぐいのものでもないかもしれません。
 でももし恋愛に興味があってでも純粋に縁がない(向こうにその気がないことも含め)場合が多いのなら、外へ行動をおこすことを増やし少しでも好意をもってくれる女性とおつきあいしてみてはどうでしょう。
 お手軽な恋愛といえばそうなります。でもきっかけはなんでもいいと私は思います。
 私も実を言えば初めておつきあいしたひとはこちらを好きでいてくれるからしか理由はありませんでした。情けないけどそうでした。
 現状を変えたかったというエゴがそうしてしまった理由です。そしてまたそこから次第に縁がつながってきました。
 とにかく一緒にいてラクで自分なりに考えていないわけじゃない男性をほっとくほど世間の女性は見る目がないと思えません。
 MICさんは掲示板だけしか知らないけれど、きちんと考えていらっしゃる興味深い方だと私は感じています。

 > お友達に関しては、いろあさんのお気持ちがかなりかたくなになっていらっしゃるようなので

 そうですね。確かにかたいですね(笑)。自分でも判ります。
 私は個人的主観を冷静な視点同様重視していて深く信じています。
 「どうしても」という気持ちがまずはじめにありきで、正しさは武器にはなるけれど本質的に言って(現実問題の渦中において)あまりあてにならないと思っている部分も確かにあります。
 でも冷静な視点がないと呼吸困難になるし、だからこそ自分で考えたり人に相談するのですが。

 
>最初のお話だと、よくそういうべたべたした関係を求められるのが嫌で、何度も友達をなくしてきた、というようなことだったと思いますが、今回のログだと、誰か特定のお友達のことをおっしゃっているようですね。

 ええ。お察しのとおり今は特定の女性についてです。でもこれは昔から何度もあることなので。
 5人はいました。だから最初そのような書き方をしました。

 
>それに私も、いろあさんが「彼女の甘えたりするような態度に対して嫌になっ」たのだとばかり思っていたのですが、それだけではなかったのですか?

 以前から合わないと感じていたことが原因で、具体的にあげればそういうことになります。
 わたしが「甘え」に対して否定的なことが理由です。
 向こうが勘違いしているような書き方をしましたがそれは違っていて、正しく理解してくれていると思います。
 誤解されるような書き方をまたしてしまってすみません(笑)。

 
>「どちらかが悪いとかそういうことじゃない」などと、本心からそう思っていましたか?
 >「あんたのこういうところが悪いのよ」と思う点がなかったとは考えられないのです。


 どんな関係であってもひとりのもちぶんは2分の1でしかないと強く思っています。ほんとうです。
 ですから「どちらかが悪い…」という書き方をしました。
 半分しかないからどうとでも言えるとはある面から見て本心から思っています。
 確かにこちらが悪いと思っているならここまでかたくなになりはしないはずです。
 しかしそれはあくまで2分の1でしかないし、それに善悪と好き嫌いは違う軸にあります。
 向こうから見ればこちらのかたくなな態度に問題があるということになります。水掛け論にしかなりません。

 
>他人との関係を絶つ、ということで、傷つく人が出てくるのは避けられないところですが、
 >前者だと短い、激しい痛みが、
 >後者だと長い、鈍い痛みが、
 >双方に感じられるというだけの差でしょう。
 >どちらを選ぶかは、個々人の性格によるもので、対応としての優劣はなさそうです。


 そうなんですよね。どちらにしても痛みが伴います。でももし和解したところでそれは妥協という点で痛みは伴うはずです。
 お互いの性格が急激に変化するなんてありえないし。

 
>でも一度、仲直りする気になってみることをお奨めしますけどね(^_^;;

 信頼できる友人に相談するとそのような答えが返ってきました。逆もありました。前述しましたが仲直りがベストだとも思えません。
 質は違えどリスクはどれをとっても伴う。しかし逆でも痛い。
 どれを取るかということですね。きっと。選択について自分でちょっと考えてみます。

 今回も長くなってしまいました(苦笑)。
 お返事、ありがとうございました。

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