結婚
えみりさん 2003.7.7.
 なぜ人間は結婚をするのだろう?といった考えが浮かぶことが時たまあります。
 やはりそうせざるを得ないのが人間の本能なのでしょうかね〜。
 結婚しない道を選ぶ人も結構いるとは思いますが、私は結婚はやはりしたいと思います。
MIC 2003.7.9.
 子孫を残すというのは生物としての本能だと思いますが、その方法として結婚という制度を決めたのは人間の文化というものでしょうね。
 自然界を見ると、一頭の雄が数多くの雌をはべらせている動物(ライオン、オットセイなど)もいれば、厳格に一夫一婦制をとっている動物(鳥類の多く)もいます。これは基本的には、その動物の雌雄比で決まってくるものだろうと思います。
 人間の場合、男女比がほぼ一対一に近いため、一夫一婦というのがいちばん自然なのでしょうね。
 ただ、これはもちろん原則であって、戦争などが相次いで男が少なくなった国などでは一夫多妻が認められている場合もあります。この逆の一妻多夫というのが少ないのは、戦争などで殺し合うようなばかな真似をして、みずから数を減らしてしまうのは、おおむね男だけだからなのかもしれませんね。
 このように、一口に結婚と言っても、その形態はその時の社会の状況によって決まってくる部分が多いということがわかります。

 現代の日本では本人同士が納得すればそれで結婚できてしまうことになっているため、かえって結婚の意義が見失われているような気もいたします。
 結婚しなくてもいいじゃん、本人の勝手でしょ、と言う人が多くなりました。
 しかし、大事なことは、ある男とある女が結婚することで、彼らがそれぞれに持っていた人間のネットワークが結合するという点にあるのではないでしょうか。
 それは古くは、それぞれの「家」ということだったわけです。結婚によって、お互いの「家」につながりができるわけで、古来それによって家の勢力を拡大したり、安全保障を図ったりしてきたのでした。
 今はそういう考え方ははやりませんけれども、単位を「家」ではなく、もっと大きく「人間関係」と考えた場合、結婚によって、それまで別々だった人間関係が、当人同士以外においてもさまざまに接触することになるのは確かです。
 人間関係が拡がるということは、行動の選択肢が拡がるということでもあり、ひと組の男女の結婚は、彼らにつながる多くの人々の人間関係をより豊かにするということでもあるのではないでしょうか。
 わかりやすい例としては、結婚式の二次会の司会を務めた「花婿友人」と「花嫁友人」が意気投合して一緒になってしまう、なんてこともよくありますね。
 「結婚」には、お互いの「セックス専属契約」という身も蓋もないような意味合いだけでなく、そういう素晴らしい意義があるのではないかと、私は思うのです。

 私も早くその意義を実践したいものですが……(^_^;;;;;;
えみりさん 2003.7.21.
 私は同性愛者の方の気持ちは分からないでもないです。
 いや、私がそういう気持ちを持っているというわけではなくて、ずっと前にNHKで、MIC様がおっしゃられていたように生まれたときから脳と体の性が一致しないという人も結構いるということを聞いたからです。

 人間が結婚するというのは、人がそういう風に決めているからなんですね〜。
 同性同士の結婚を認めようという動きもあるみたいですが、そうすると子孫が残りませんよね。
 これからは結婚のあり方が社会で問われるようになりそうですね。

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